エンジン編

 

電装

 

まずはバッテリーを確認します。バッテリー自体は簡単に交換できますし車両購入時には必ず新品に交換しておきましょう。ここではバッテリーそのものではなく車両側の取り付け部ターミナルを見ておきます。特に多いのが馬鹿力でナットを締め付けてターミナルが変形していたりちゃんと固定できなくなっていたりする場合です。

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もちろんプラス側も見ますがこちらは写真のようにカバーが付いています。カバーが無かったりする場合は荒く扱われてきた車両ではないかと疑いましょう。

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固定ナットを締め付ける前にターミナルをバッテリー端子の奥まで差し込むのが重要です。そうすれば軽いトルクでしっかり固定できます。

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次にバッテリーの載っている台(白色プラスチックトレイの周辺)を見ておきます。バッテリー液(希硫酸)を補充する際にこぼして車両が錆びていないか確認します。

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本当はバッテリーを外してプラスチックトレイを撤去した真下を見たいのですが店頭では無理ですので見れる部分だけでも見ておきましょう。

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次にオルタネーター。本来バッテリーより重要ですが外観だけでは何も判断できません。敢えて言えばリビルド品には写真のものとはちょっと違ったシールが貼ってあります。

 

ヒューズボックスも一応見ておきます。ちなみにボックス表面に描かれている配置図の印字色は色々あります。

 

問題は中身。というより蓋の裏。予備ヒューズとヒューズ抜き工具が付いています。ヒューズ抜き工具が無かったら個人的にはちょっとガッカリ。実装されている分は一応切れていないか見てもいいですし、実際に作動させて(ヘッドライト点灯など)みてもよいです。

 

水温センサー類のコネクタや配線も見ておきます。配線の被服劣化(硬化)のために付け根が折れて中の銅線が見えている車両も多いです。

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最後にスターター。外観を見ても何も判断できません。実際にエンジン始動させたときに異音などが無いか確認します。まずは冷間時のエンジン始動直後のガリガリ音はマグネットの劣化(ピニオンギヤの戻りが渋い)などが考えられます。次に温間時のカチカチ音(スターターが一発で回らない)は配線の劣化などが考えられます。

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明らかに後付けの配線がある場合は要注意。
何のための配線なのか追って確認しましょう。

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