エンジン編

 

最重要項目

 

ここでは必ず見ておくべき部分だけを抜粋して掲載しておきます。まずはコーションプレート。各項目のそれぞれの意味はまた別の機会に説明するとしてここでは『HCPZZ』だけ見ておきます。この『P』が表す意味は『AT車両』ということです。もし『P』が『M』であれば『MT車両』という意味です。ちゃんと現状と一致しているか確認します。
ちなみに『G304』の部分の下一桁、つまりここでは『4』の部分が奇数だったら純正LSD車両です。奇数だったらラッキー!?。

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次にラジエター。アッパータンクにひび割れがないか見ます。ラジエターはアッパータンクもロアタンクも樹脂製に黒色塗装した構造で、この黒色塗装がひび割れて剥げたりしているとラジエターの寿命が近いと判断しても良いかと思います。

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中古車を購入する際にエンジンをかけてみるのは当然ですが、その前に必ずラジエターキャップを開けてみましょう。先にエンジンをかけてしまうと再びクーラント液が冷えるまで待つことになります。
さてラジエターキャップを開けて何を見るかというとクーラント液がちゃんと入っているかどうかを確認するのは当たり前ですが表面に油膜が浮いていないか確認します。ひどい場合はキャップのほうにベタベタとオイルが付着しています。特に7Mの場合は要注意です。
オイルの混入が見られる車両はその時点で購入しない方が良いです。購入する場合は部品取り、もしくはエンジンOHが前提です(が、そのエンジンブロックを使ったOHはお勧めしません)。

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ラジエターキャップの次はオイルフィラーキャップを開けてみます。中が真っ黒々の場合はこれまたあまりお勧めしません。オイル交換をちゃんとやっていなかったと推測されます。
あとキャップの内側に白濁(乳化)したオイルがべっとり付着していないかも見てみます。ひどく付着している場合は避けたほうが吉です。
キャップを開けた時、カムカバーの内側の色が飴色みたいな感じになっていて、キャップの内側に白濁したオイルが付着していなければ上物でしょう。茶色っぽいものまでなら個人的にはOKと思います。この写真のように綺麗なエンジンは探してもなかなか無いかもしれません。
小さなマグライトなどを持っている場合はキャップを外して中を照らすとカム山も見ることができます。

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次はラジエターのリザーバータンク。前期と後期でキャップの色が違うとかそういうのはまた別の機会で取り上げるとしましょう(マニアックすぎる・・・)。

 

まずクーラント液が入っているか、オイルが浮いていないか見てみます。

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それ以上に重要なのはこの写真に写っている部分を見ることです。リザーバータンクの上のほうには車体のパネルに向けてエア抜き?のような出口があります。オーバーヒートした場合の多くがその出口から沸騰したクーラント液が噴出します。そして必ずといっていいほど写真に写っているパネルにその時の跡が残っています。この部分にクーラント液によるシミなどがある車両は避けましょう。

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最後にパワステのリザーバータンク。エンジン始動前にパワステフルードの液面をチェックします。そのあとエンジンをかけて数回ハンドルを切ったあと油面をみます。泡が多く立っているようでしたら高圧ホースに小さな亀裂があったりします。

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このページの項目は必ず確認して購入しましょう。

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