2G-GTEへの道 その2

 

タービン。

 

突然ですがいきなりタービンの選択というか検討に入ります。2Gは通称2.4Lですがきっちり計算すると2.4Lどころか2.3Lもありません。正確には2292cc。1G改2.3Lというのが妥当じゃん(^^;)。

ちなみに
1Gノーマル・・・ボア75φ×ストローク75mmで1988cc
1G改2.2L・・・ボア78φ×ストローク75mmで2150cc
1G改2.4L・・・ボア77.5φ×ストローク81mmで2292cc

じゃあ2Gクランクを使った場合で本当に2.4Lにしたいならピストン径は何φが必要かというと79φで2382cc。これならまあ2.4Lと名乗っても許せる範囲か(笑)。
話を戻すと写真は1J純正のCT12タービン。1G純正のCT12タービンでもそんなにブースト上げなければ大丈夫な気がしますが、1J用が加工して付くのでは?と思ってみた次第です。理由は同じCT12という名前だから(^^;)。

 

1Jが2.5Lなのでこのタービンが2Gにそのまま付けばブーストアップくらいには余力を残してちょうど良い感じがする。1G用と比べてコンプレッサー側はハウジング出口がフランジ形状になっていますがそんなに違いはありません。

 

ただEX側はネジの配置などが全く違っていてそのままポンというのは絶対無理。加工して付けるのもかなり大変そう。ちなみにこのタービンは鹿児島のヒロキンさんのドリフト横Gに耐え切れずにEX側の羽根が飛んでいったブロー品ヾ( ̄▽ ̄)ノ。
実は昔々(黒ソアラの頃)にも同じことを考えていた時期があってそのときも確か見比べてボツにしたんですが、そのときよりも今のほうが腕が多少上がった?ので何とかなるかもと思ったのですがやっぱり無理。

 

多分無理だろうというのは分かっていたのでそれはいいんです。今回の本当の目的は中身の羽根の移植。
まずはコンプレッサー側ホイールの比較。羽根の数が多い左が1J用。羽根の径は1J用の方が大きいですが羽根の土台の部分(全径)は全く同じ。

 

羽根の高さはどちらも同じ。1Jの方がデベソの部分だけ少し高いだけ。コンプレッサー側の比較で言えるのは1Jの方が羽根の径が大きく羽根の数が多い分だけハイフローだということ。

 

話は変わってEX側。羽根の径は少し1J(写真左)の方が大きい。

 

分からないのが羽根の高さ。左の1Jは高さが低く急激にねじれが入っている。同じ排気量の車両に付けたとしたら左の1Jの方がビュンビュン回りそう。

 

おまけ画像
2Gエンジン製作にあたり仕入れた1Gエンジン完全体。昭和の男さんに譲ってもらいました。ヘッドが欲しかったもので(^^;)。

 

 

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タービンなどを考えている時が一番楽しい。

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