7MG改3.2L

 

エンジン分解 その3

 

原因不明のオイル漏れ?を無視してサージタンク側を外していきます。

 

ゾンビと闘いながらサージタンク撤去完了。インジェクターは追加無しの1000ccが付いています。

 

ハイカム入れている割には綺麗なもんです。

 

さてエンジン単体になりました。できればヘッドとブロックは分離しないでそのまま載せ替えたいところですが謎のオイル漏れの件もあり悩みます。

 

とりあえずバルブクリアランスを測定しながら考えることにします。

 

計測したところINもOUTも整備書の許容範囲の中間で調整されていることが分かりました。数か所外れている部分がありますからそこだけ調整しなおしてヘッドもブロックも分解せずにそのまま載せよう・・・
















と思っていましたがやっぱり気になるオイル漏れ。

 

意を決してヘッドとブロックを分離してみました。

 

多少水アカはありますが全く問題ないです。

 

そしてメタルガスケットを外しました。そしてオイル漏れの原因を見つけました。

 

原因はココ。7Mは設計が古いせいかブロックの上にだけヘッドが載っているのではなくフロントカバーの上にもヘッドが載る構造。まあこの辺は7M好きなら常識です。というのもブロック面研する際には必ずフロントカバーを付けてブロックと一緒に削らないといけないからです。
で、このエンジンはちゃんと面研されているのですが、ヘッドを載せる際にブロックとフロントカバーの合わせ面の上面にシール剤を塗り忘れています。ヘッドガスケットのリブが当たっていた形跡から判断してもオイル漏れはココからのものと断定できます。まあ致命的なミスではないのでいいんですけど。

 

皆さんも7MをOHする際にはお気を付け下さい(整備書にちゃんと塗るように指示されています)。ちなみに1Gはさすがヤマハ製だけあってこんな変な設計にはなっていません。ご安心を(笑)。

 

ちなみにピストントップはウエスで拭いただけでここまで綺麗になりました。洗浄剤も何も使っていないのにスバラシイ。

 

おまけ画像
取り外したメタルガスケットを実験してみます。

    

 

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こうなるとヘッドとブロックを全バラするか悩む。

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