アキラ号 その10

 

あちこち点検してみます

 

トランクのロック部分の修理は終わりましたが引き続きアキラ号を見ていきましょう。まずは『エアロキャビン=電動ルーフ』なのに現在再び屋根開閉が不調。アキラ君に話を聞くと預ける前は動いていたけどオールペンから戻ってきたら不動になっていたとのこと。
そして予備のルーフコンピューターに交換したら動くことは動くけど途中で止まるらしい。実際に動かしてみると途中でモーターの負荷が大きくなるところでルーフが止まります。何度もスイッチ操作をすると少し動いては止まり、また動いては止まるという動作を繰り返します。負荷が軽くなるとまた連続して動き始めます。
また全くの不動になったコンピューターはリセットもやったらしいし、もしかしたらダメになったのかも・・・。予想としては全く動かないCPは破損、もう片方のCPはコンピューター内のサーマル機能(あるかないのかわかりません)が働いている、もしくはモーターが弱っているとかでしょうか?。これは時間が掛かりそうなので後回し。

 

アキラ君からは一通り点検してくれと言われていましたのでエンジンルームを見てみましょう。まあ普通に汚れています。アキラ君からは『どうしたらエンジンルーム綺麗になりますか?』と言われてますが、ゴソゴソやるくらいだったらエンジン下ろしてOHとエンジンルーム清掃を一気にやった方が早いです。もう20年以上経ってますし走行距離もそれなりにいってますから。

 

さてエンジンルームを一通り見てまず第一にやった方が良いと思ったのがラジエーター交換。ご覧の通りもう結構きてます。

 

また始動時にキュルキュル鳴ったりしますのでベルトが悪いのかなあと見てみますが、まあまだ大丈夫そう。

 

キュルキュルの音は恐らくタイミングベルトのテンショナーだと思われます。パワステポンプも油まみれなので最低オイルシールの交換が必要です。

 

この板金塗装屋の痛いところはこんなところです。分かりますか?。丁寧に塗っているんだけどネジ類はどんなに腐食していもすべて再利用(笑)。すでに錆の赤い色がフェンダーに移ってきています。

 

まあ業界ではそれが普通なのか知りませんがオールペン頼んだ人がネジをケチるかな。まあいいや。この辺はオーナーにやってもらいましょう(笑)。

 

さて少し脱線?しましたがカムカバーからのオイル漏れもこんな感じ。プラグホールがオイルの池になっていないだけまだマシなほうじゃないかな。カムカバーパッキンは過去に1回交換したのかもしれません。左右でネジの種類が違うんで(笑)。

 

最後にブローオフでも見てみましょう。HKSかな。でも何か変。

 

この負圧配管の取り方は故意?。まあ見なかったことにしておこう(笑)。

追記2014.8.1
後日、アキラ君が送ってくれたHKSの取説を見てみたらこれで合っていました。不思議な配管です。

 

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総合的に見て『もう十分OH時期』です。

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