フジサワJr号

 

着手

 

着手前にエンジン不調の症状を。まずは白煙モクモク。

 

あとは少なくとも一発は点火してない感じ。二発くらい死んでるようなアイドリング。そしてレスポンスが悪く全く加速しません。それでもエンジン掛かって走れる1Gエンジンは凄い。

7Mは一発死んだら振動が凄くて大変ですから。

 

それでは分解開始。インテーク配管辺りから外していきます。

 

タービンブローも疑いましたが意外と綺麗。排気側は分かりませんが。

 

プラグを外して圧縮を確認しようとしているのですがメチャクチャ固い。延長しているアルミの棒が折れるのでは?と思うくらい固い。

 

コンプレッションテスターで計測。11kくらいあります。問題ありません。

 

それより何よりプラグが固い。本当にアルミの延長棒が折れそうになったので鉄パイプに交換。今度はプラグレンチのユニバーサルジョイント部分が折れそうです。

プラグってバリバリに締めなくても圧縮漏れとかしません。ホイールナットと同じです。トルクレンチを使えば良く分かりますが意外と緩いのです。

後日フジサワさんに聞いてみたところ某ショップの仕業だろうとのこと。あまりゴリゴリに締めるとシリンダーヘッド側のめねじを痛めます。アルミなので。

それも分からずゴリゴリに締めるショップなどに車を預けたら悪化して帰ってくるのがオチです。いや、それにしても尋常じゃないくらい固かったです。プラグ締めるのにインパクトでも使ったのかな?。

 

コンプレッションテストの結果。

1番。

 

2番。

 

3番。

 

4番。

他に比べてちょっと圧縮低いですが問題ありません。ちなみに修理書の正常値が11.5k。限度値は9.0k。気筒差の限度は1.0k。

 

5番。

 

6番。

最低1気筒は死んでいると思っていましたが全て問題無さそうです。

うーん、圧縮がOKなら燃料か点火です。そんなことを考えつつ、プラグをチェックしようと手に持って電極を見た時に違和感が・・・。

えっ?なんか動いた気がする!?。

 

プラグってバカみたいに締め付けると面白いことが起こるんですね。6個中4個ほど壊れていました。『プラグが壊れるって何?』って話ですが動画じゃないと伝えられません。是非見てみてください。

※写真をクリックすると動画が始まります。

 

そういうことで失火が原因でアイドリング不調だったようです。ただ白煙の原因は今のところ不明です。作業を先に進めます。

バッテリーを撤去します。アースを取るときバッテリーターミナルのココに接続している車両が多いですがあまりお勧めしません。見た目も悪いですし。

この元々の2本の黒線のうち写真上部に向かっている配線がすぐ上でボディアースされています。そこを利用することをお勧めします(次の写真の赤矢印参照)。

 

バッテリー撤去。

 

 

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プラグ外すだけで予想以上に時間を費やしました(^^;)。
緩んだ瞬間のパキーン!という音が尋常ではなく、
それと同時に手に伝わる衝撃で痺れるほどでした。

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