トミー号 その7

 

エンジン準備

 

今日はなぜか青ガル号がジャッキアップ状態・・・。

 

そう、トミー号復活計画とは青ガル号のエンジンを移植するというもの。トミーさんはターボAのエンジンがどうしても欲しいというわけではなく以前計測したダイナパックでのあの性能曲線が欲しいらしい。

 

これが青ガル号のダイナパック測定結果。

仕様:ターボA+黒マネ(ブースト1.2k)

380ps/5600rpm
54kg/4000rpm

 

こちらはブローしたトミー号。同じショップでの測定結果。

仕様:TN62(TO4S同等)+古コン(ブースト1.4k)

450ps/6000rpm
59kg/5200rpm

ブースト値が違いますが数値だけ見ると380psと450psなのでブローしたトミー号の方が断然速そうな気がします。でもねサーキットでは青ガル号の方が多分速いと思います(運転手の技量にもよりますが・・・)。青ガル号のトルクのピークが4000rpmに対してトミー号は5200rpm。確実にコーナーで巻き返せる・・・はず。

じゃ『直線は?』というとトミー号に軍配が上がりそうですがギヤ比の関係でピークパワー時は青ガル号の方が速かったりします。『本当に?』と思われる方は上のグラフ見てください。

青ガル号・・・380ps/5600rpmでスピード171km/h(ギヤ比3.7)
トミー号・・・・450ps/6000rpmでスピード167km/h(ギヤ比4.1)

まあ長い直線では当然負けますけどね。サーキット全般を見ると短い直線&コーナーは青ガル号、長い直線での後半はトミー号に軍配があがるでしょう。

パワーチェックっておもしろいですね。

 

とりあえずインテーク側を撤去。タービンも状態良さそうです。旧トミー号のようにブースト1.4かけてやったら結構近い結果を出したりして( ̄ー ̄)。

 

ここで懐かしいもの発見。何かというとこの純正カルマンエアフロ用のカプラー。青ガル号はECUとエアフロを純正に戻せば普通の7Mに(制御的に)戻せるようにしています。
で、青ガル号のエンジンが完成してBlueさんとやった点火式のときにこのカプラーがラジエーターファンに接触しカタカタ音が出てメチャクチャ焦ったことがありました。いい思い出です。

 

まさか青ガル号のエンジンを摘出することになるなんて夢にも思いませんでしたがトミーさんの復活後の活動を期待して移植することにします。青ガル号はしばらくはエンジンレスの状態で保管しておくことに。2G載せるかなあ・・・、うーん。

 

前周り撤去。

 

ラジエーター周り撤去。ファンが綺麗。

 

ECUや黒マネごと交換するのでこの辺も撤去します。

 

そして・・・。

 

エンジン撤去完了。エンジンルームもそんなに汚れていません。奥に映っているミッションを・・・

 

引っ張りだしました。綺麗なままです。

 

単なるメタルクラッチですが上に載せているくらいのパワーでは全く滑りません。クラッチやミッションはトミー号のものをそのまま使うのでこれらは保管となります。保管場所が・・・。

 

おまけ画像その1
トミー号のエンジンをバラバラにしてみました。1~4番は正常でしたが5番は壊れた破片などに接触したのかピストンにもコンロッドにも傷が入っていました。メタル類は比較的無事でしたが明らかに破片による傷が入っているものもありました。

 

おまけ画像その2
穴開きブロック。素材に戻ってもらうしかないですね。

 

おまけ画像その3
クランク。一見大丈夫そうですがカウンター部は破片をかき混ぜた時の傷が無数にあります。

    

 

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セッティングもまだ改良の余地があるので
その辺はトミーさんに遊んでもらいましょう。

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