ミッション分解準備
ミッションを分解する前に観察しておきます。 |
スピードセンサーやミッションマウント近辺はオイルが付着しています。でもニーマルでこれぐらいならほとんど漏れていないと言えるレベルだと思います。 |
釜(フロントハウジング)に関しては基本乾いており最近のオイルの付着はないようです。ただ随分前に付着していたオイルに薄らウンコが付着している感じ。 フロントハウジングの上部がオイルまみれの車両はカムカバーからオイル漏れしている場合がほとんどですのでその辺の判断もできます(1G含む)。そういえば最近トミーさんがカムカバーパッキンを交換していたような。 |
リアハウジングはテカテカとオイルが付着しています。だいたいこの部分のオイルというのはシフトレバーハウジングからのオイル漏れがほとんどです(1G含む)。 |
トミー号のシフトレバーハウジングはピカピカなので新品交換しているような気がします。そのためオイル漏れはマシなほうだと思います。1G用のW58も7M用のR154もシフトレバーハウジングは構造的に漏れやすいので仕方がありませんね。 |
さてミッションOHの準備として重要なのは整備書です。私はエンジンより構造が複雑で構成部品も種類が多いと思っています。例えばエンジンなら1気筒だけやってしまえば1気筒×6っていう単純な繰り返しでできる感じですが、ミッションの場合は1速だけやっても1速×5とかいう単純な話ではないですからね。 さて、てっきりR154の整備書も当然持っているつもりだったのですが探してみるとコピーしか無かったです。確かこれは10年以上前にNAOさんから整備書を借りてコピーした気がします。 私が持っている整備書は実際に使うことが多いので結構オイルなどで汚れます。そのためコピーで十分ですがオリジナルも探して手に入れておきたいところです。 |
あとは意外と後で分からなくケーブルクランプ等のある位置を把握しておきます。 |
マニュアルミッションの場合、ハーネスは多くてもスピードセンサー、バックスイッチ、ABSセンサーの3本だけです。 |
整備書を開いてみるとちょっと厚めの伝票がホチキスで留めて挟んでありました。 |
中身を見てみるとやはりR154ミッションをOHしたときのものでした。最初からこれがあるのが分かっていればわざわざ交換部品をピックアップせずにこれを共販に持参すれば早かったな・・・。 |
今回購入したときの伝票と比べたら値上がりなどが分かりますね。 |
最初にこれをパッと見たとき『2016年の・・・』と思いましたが良く考えてみると去年はJ160ミッションしか触っていません。ということは、これは『平成16年』ということのようです。 約13年前ということになります。今ほど工具や冶具も揃っていなかったはずなのに良くやりましたねぇ・・・。 |
実際の作業に入る前にザザッーと整備書を読んでみます。そうすると『あ、そうそう、そうやった、そうやった』などという前回の記憶が蘇ってきます。 と、言いたいところですが去年やったことさえ覚えていませんので当然13年前のことなど覚えているはずがありません(笑)。唯一記憶に残っているのが『ただひたすら鉄球に気を付けろ!』ということだけ。 整備書でいうところのこの辺です。不用意に分解してパチンコ玉の半分くらいの大きさの鉄球がバラバラ落ちてきた記憶があります。しかも断面が真円だったり長丸だったりの数種類。 ちなみにこの図内だけで鉄球が何個あると思いますか?。構造に詳しくない人が見ると真円が3個と長丸が2個の計5個と思うかもしれません。が、実は7個あります。 |
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小さなバネも結構あった気がします。
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