ミッション分解
まずはミッションマウント、スピードセンサー、バックスイッチを撤去します。前回R154をOHしたときはあまり詳しく載せていませんでしたので今回は少し詳細に掲載しておきます。 |
次にシフトレバーハウジングを撤去します。こんな感じで段付きも何もない平面でのシールなのでどうしてもオイル漏れします。カムカバーと全く同じ構造です。液体ガスケットを塗って組めば随分改善すると思います。 |
それから一発目の鉄球の取り外しです。このプラグを外します。 |
こんな感じで鉄球とスプリングが入っています。こういう単純な構造だけなら組み間違いや組み忘れは無いと思います。 |
そしてリアハウジングを撤去。 |
良く観察しておきます。これが5速のギヤとシフトフォークになります。 |
先ほど外した鉄球がスプリングの反力で写真右の軸の窪みにはまり、そのシフトの状態に保つという構造です。なのでギヤ抜けの原因としてこういったスプリングの折れなども考えられます。 ただその場合はシフトレバーの感触で分かるはずなのでトミー号のシフト抜けの原因としては除外できると思います。 |
写真左は先ほどの窪みがあった軸の裏面です。軸の右側に3つの板状のものが見えます。ここにはもう一つ部品があって・・・ |
実際にはこうなっています。この軸上にシフトレバーがありシフトレバーを左右に倒す(=軸をねじる)と先ほどの軸の横にある3つの板状のものに引っ掛かるような構造になっています。 3つの板のどれかに引っかけた状態で軸を前後させるとシフトが入るという仕組みです。 |
リアハウジングのケース内はこんな感じです。こちらにも捩じりバネなどの部品が多少付いていますが取り外しはしません。 |
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ケース内の構造を見ると楽しいです。
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