ピストンリペア
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せっかく手に入れた75.5φピストン。でも表面が溶けかかっています。そのまま使えないこともないと思いますが表面の肉が少し飛んでおり、触るとガザガザで気分は悪いです。そのまま削って表面を均すと酷いところでは1mmくらい元の寸法より小さくなりそうです。 素人考えですと溶接肉盛して元通り削れば使えそうな気がします。早速ネットで調べました。結果としてはそんな方はいませんでした。ただ全くいないわけではなくバイクのエンジンでは1人見つけることができました。その方の結果としては問題なく使えたようです。ただその後のUPが無いため耐久性がどうだったのかは?のままです。 またピストンの修理という訳ではなく圧縮比をUPさせるためにピストン上部に溶接肉盛をして凸部を作って加工されている方はちらほらいました。でもそのくらいです。 注) ピストンは基本的にオイルリングより下の部分しかブロックと接触しないためトップランドが溶けているくらいなら使おうと思えば使えます。ただ気分が悪いのは間違いありません。 |
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やらずに後悔するよりはやって後悔する方がマシなので私がやってみます。ただ75.5φピストンにいきなり手を下すのは自信が全く無いので棚落ちしたこの78φピストンで練習します。 |
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棚落ちした部分を外すとこうなります。練習とは言っても真剣にやりますので『このピストンを再使用してやる!』という意気込みでやってみます。 |
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まずは患部が凸凹で窪みに除去できないカーボンが入り込んでいたりしますので綺麗に整地します。 |
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ピストンをここまで豪快に削っている絵は多分私のホムペ以外では見れないと思います(笑)。 |
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削って綺麗な面が出てくるとピストンリングが入る溝部分に亀裂が見えてきたりしますので亀裂の終わりまで削っていくことにしました。 |
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そうやって完全に不良部分を削り落としたピストンの絵がこちら。光って見にくいですがトップランドの縁も溶けていた部分は削りました。 |
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元の破片を置いてみます。実際の患部はかなり大きいことが分かります。 |
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このまま飾っておいても楽しめそうです。 |
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次は溶接肉盛です。
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