ピストンリペア その3
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TIG溶接の電極にはタングステンが用いられます。写真のピンク色のセラミックノズルから少しだけ先端が見えているものがタングステン電極です。これには太さに種類があり1.6mmと2.4mmを使っていました。太い方が電流値を上げることができるので大物に向きます。 |
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材質には純タン、トリタン、セリタン、ランタンなど色々あります。通常は写真のように着色で判別できるようにしてあります。アルミにはセリタン(灰色)が適するとされています。 |
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今回購入したのがこちら。太さは3.2mmです。材質はランタンで高電流値での高耐久性が特徴です。 |
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電極の太さを変更すると写真のコレット(写真左)、コレットボディ(写真右)なども変更する必要がありこれらも購入しました。 |
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TIGのトーチはこんな風にトーチ本体、タングステン電極、コレット、コレットボディ、セラミックノズルなどから構成されます。 |
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電流値を上げることができたので肉盛がしやすくなりました。 |
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おまけ画像その1 コレットボディにはガスレンズ仕様のものもあります。それが写真左です。 |
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おまけ画像その2 こんな風になっていてセラミックノズル内に通すアルゴンガスを整流するようになっているようです。コレットボディの径がこんなに大きくなるので・・・ |
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おまけ画像その3 それ専用のセラミックノズルがあります。左が標準の#8で右がガスレンズ用の#8(ロング)です。 |
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おまけ画像その4 組み合わせるとそれぞれこうなります。ガスレンズを使うとアルゴンガスのシールドが強くなりセラミックノズルから飛び出せるタングステン電極の長さを大きく出来ます。そうすることによって狭所溶接にも対応できるようになります。 |
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次は切削してみましょう。
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