ミッション分解 その6
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センターハウジング側はまずバックギヤの取り外しをします。 |
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バックギヤはシンクロ機構がなく直接ギヤがスライドして噛み合うためギヤの先端が摩耗します。 |
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噛み合いやすくするためにギヤの先端を尖らせてあるのですが完全に停止する前に操作をするとガリガリと音がして一気に摩耗が進みます。トミー号のバックギヤも元々あったであろう山の部分が摩耗してなくなり平坦になっていました。 |
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バックギヤを取り外すと1速の小さなギヤが良く見えます。写真下の銀色に光っているものはマグネットです。鉄粉はバックギヤからの発生が最も多いためか近くに設置してあるのかもしれません。 |
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次にカウンターシャフトを取り外します。 |
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撤去完了。 |
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写真のシンクロが脱落している部分より左側がアウトプットシャフト、右側がインプットシャフトとなります。インプットシャフトは刺さっているだけなので・・・ |
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引っ張ると簡単に取り外せます。 |
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最後にアウトプットシャフトを取り外すとセンタープレートだけになります。 |
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R154の剛性が高い理由はここが鋼製ということも挙げられそうです。6速のJ160ミッションはハウジングがオールアルミ製なので軽いのですが剛性と静粛性が犠牲になっている気がします。 |
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この先は油圧プレスを使った各シャフトごとの分解になります。
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